朝起きると、外から聞き慣れない音がした。雨というそうだ。
雨漏りをしないようにと、一行を乗せたバスは屋根のある場所まで移動する。
そこはアーケード街。もう誰もいないはずのその場所で、ミドリは不審な音を耳にした。